二兎社公演49 狩場の悲劇
- 2025年12月3日(水)
- まつもと市民芸術館 小ホール

若きチェーホフの恋愛ミステリー 本邦初の舞台化
演劇界に常に新しい衝撃を与え続ける劇作家・永井愛の4年振りとなる待望の新作公演が、松本でも上演されることが決定いたしました!
今回題材となるのは、世界的劇作家チェーホフが24歳の時に執筆した長編ミステリー小説『狩場の悲劇』。通常知られるチェーホフの抑制された戯曲のイメージとは一線を画す、愛憎渦巻く人間ドラマが展開されます。永井独自の視点で、この隠れた名作に新たな命を吹き込みます。
原作『狩場の悲劇』には、金と権力に翻弄される俗物ばかりが登場します。彼らが織りなす恋の駆け引きやドンチャン騒ぎ、そしてそれに続く陰惨な事件は、現代にも通じる普遍的なテーマを浮き彫りにします。チェーホフが「ミステリーの女王」アガサ・クリスティよりも40年以上も前に考案した驚愕のトリックは、ミステリーファンをも唸らせるはず。
閉塞感漂う帝政ロシアの社会は、権力者の腐敗、格差、女性の地位の低さなど、現代の日本社会にも通じる問題を抱えていました。永井は、男性の影にいた女性たちに光を当て、彼女たちの内面を深く掘り下げ、より重要な登場人物として舞台上で躍動させます。チェーホフと永井愛、時空を超えた二人の作家による奇跡のコラボレーションが、新たな劇世界を創造します。
前作、「パートタイマー秋子」の衝撃も記憶に新しいところ。最新作でも、演劇ファンはもちろんのこと、ミステリーファンも楽しめる上質なエンターテインメントを魅せてくれることでしょう。どうぞご期待ください。
[スタッフ]
原作=アントン・チェーホフ
脚色・演出=永井愛
美術=大田創
照明=中川隆一
音響=市来邦比古
衣裳=竹原典子
ヘアメイク=川村和枝(p.bird)
舞台監督=澁谷壽久
[出演]
溝端淳平 門脇麦 玉置玲央 亀田佳明
大西礼芳 加治将樹 岡田地平 ホリユウキ
水野あや 石井愃一 佐藤誓
| 開催日時 | 2025年12月3日(水) |
|---|---|
| 開催時間 | 13:00 |
| 場所 | まつもと市民芸術館 小ホール |
| 料金 | [全席指定・税込] 一般:6,000円 U25:3,000円(枚数限定・前売のみ) ※未就学児入場不可 ※U25(25歳以下)チケットは、当日年齢確認証をご提示ください。 ※車椅子または補助犬を伴ってご入場の方は、チケットご購入時にまつもと市民芸術館チケットセンターまでお知らせください。 |
| お問い合わせ | まつもと市民芸術館チケットセンター(10:00~18:00) 主催:一般財団法人松本市芸術文化振興財団 |

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