〜楽器には「音」になる前のストーリーがある〜

松本市のギャラリーノイエで2025/8/28〜30に個展を開催いたします。

どのような人と出会うことができるのか、想いに共感し、それを演奏という形で発展してもらうには、どのような取り組みが必要かということを問い続けてきました。

楽器というものは、単に演奏の道具ではなく、
それに触れる人の記憶や情景をひらくような存在であってほしいと、私は思います。

これまで、展示会には数えるくらいしか参加していませんでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それは、多くの人の目に触れる素晴らしい機会ではあるものの、私の想いとは異なる評価軸があるためです。

個展という形であれば、完成前の断片・木の表情・製作途中の空気感、そして美の観点を含めて「情景」として展示する事が出来ると思い、個展の開催をさせて頂きたく思っております。

学生時代の思い出深い、楽都（学・岳）・松本市への感謝の気持ちも込めて。

完成したチェロやバイオリンだけでなく、
渦巻きの美についての考察や、製作家が問い続ける想いの断片も展示します。

楽器を手に取ること、音を出すことの意義に、
ほんの少しでも共感してくださる方がいましたら、どうぞ、静かな時間を拾いにお越しください。

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